できあがったガラス製品にはいろいろな方法で装飾することができます。

 ホテルやレストランなどで比較的よく目にすることができるサンドブラスト(粒子の異なる金剛砂に圧力をかけて吹き付ける)やエッチング(フッ化水素酸などの薬品によって腐食させる)、絵つけ(色ガラス粉末の顔料を約600度で焼きつける)、グラヴィールカットグラス(切子を含む)、そしてダイヤモンドポイント彫り(グラスリッツェンを含む)(ダイヤモンドの小片をペン先状につけて、小点を打ったり線を削って模様を書いてゆく方法。繊細で根気がいります)など多くの方法があります。

 ダイヤモンドポイント彫りは16世紀頃ベネチアで行われていましたが、18世紀になりオランダでその技術がさらに発達し高品質のものが彫られるようになり、現在もなおその技術が受け継がれております。その一方では、道具の開発、改良によって誰にでも手軽に楽しめるグラスリッツェンとなって20年ほど前にドイツを中心に大きなブームとなり多くの人に知られるところとなりました。今は流行もおさまり定着した愛好家が美しい作品の出来上がるのを楽しみに続けています。

 改良された針とは、ダイヤモンド粒子粉末が針の先端に接着されていて、ホルダーに差し込んで使います。この専用針を使ってあらゆる繊細な模様も彫ることが出来ます。機械類はなにも使う必要がないので場所もとらず誰にでも手軽に出来ることが大きな利点です。

 もちろんすべて手作りですから模様の様子によってはかなりの時間を要することになりますが、それがかえってホビーとしての大きな楽しみにもなり、できあがった時の喜びや満足感にも結びつきます。